2016年9月29日木曜日

みんなはどこにいて、何が好き?

Aセクシャルでない人の中には、「Aセクシャルは本当に実在するのか?」という疑問をもつ人がいるのだという。

というか、当のAセクシャルでさえ「自分以外に本当にいるのか?」と思っているかもしれない。無理もないと思う。


ところで少し前に、「Aセクシャルとしてこういう場がほしい」という類の空想をしたことがあった。
今日はそれを、もう一度考えてみようと思う。

そのとき考えていたのは単純に「趣味でつながれるSNS」みたいなもので、それ自体は他のSNSと同じなんだけど、
「趣味の共有、高め合い」と「Aセクシャルな関係」を根底におくというもの。

「Aセクシャルな関係」というのはもちろん性愛がない関係のことで、厳密にはそれぞれのプロフィールが示す細かいラインによる。(トラブルが起きそう。)

そして、Aセクシャルの人だけじゃなくて誰でも参加できる場所がいいと思っていた。
大変そうだけど。

たしかに今でも「出会い目的は禁止です!」というコミュニティはたくさんある。
でも「最初からその目的でなければ、後は自由よね」みたいな感じも否めなくて、仲良くなりにくそうな感じがしていた。
あんまりいないと思うけど「じゃあ仲良くするな!」みたいなのは困るからだ。
だから、最初から前提として宣言できる場所が欲しいという発想をしたんだと思う。


それからもうひとつのポイントは、性愛という「ないもの」からよりも、趣味や好きなものという「自分の世界」から人と関係していけること。
たぶんみんなそこで生きているはずで、それを知りたいし、関係が始まるとするなら自然な始まり方のひとつだと思うからだ。


と、少し夢見がちな空想を書いてみた。
Aの人だけじゃなく性愛をする人にとっても、性差を気にしないAセクシャルな関係をもてる場は悪くないんじゃないか……ともこっそり思っている。
恋は理屈じゃないというからだめなのかな?


……ふと思ったけど
Aセクシャルの人数が少なすぎて全員違う趣味だったらどうしよう……。笑

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